自律神経を整えるシンプルな方法|自律神経を整える「あきらめる」健康法
先日まで不眠症(眠れない、寝ても数時間で起きてしまう)で苦しんでいて、何となくユーチューブで「武田鉄矢の三枚おろし」のラジオ音声を見つけて、そこで彼の不眠に関しての話を聞いた。
その音声では不眠は前振りで、そこから自律神経に関する本の紹介になり、それが僕の自律神経失調症との今後の戦いにおいてもの凄く役に立ちそうなので、それについて書いておく。
ちなみに僕はこの音声を聞いたことで気持ちが一気に楽になり、そこから徐々に不眠症が改善しつつある。それぐらい今の僕にぴったりの本だった。
自律神経研究の第一人者・順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生
【パブ情報】知的生きかた文庫『自律神経を整えるとあなたはもっと素敵になれる!』の小林弘幸先生がTBSラジオ「人に恋して」(5/3、5/10)に出演予定です。今日、収録だったのですが、書名や内容を何度も取り上げてくださったようです。 pic.twitter.com/stEIVrO8F6
— 三笠書房営業部 (@mikasashobo) 2015年4月21日
とりあげる本は自律神経に関する権威である順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんの著作で、「自律神経を整える「あきらめる」健康法」。
小林弘幸さんは今年2017年のテレビ番組「世界一受けたい授業」にも出演しているそうですし、過去にも何度もテレビに出演しているそうです。
現在は臨床医として患者さんの治療をする以外にもスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング指導など幅広く活躍されています。
また小林先生自身スポーツマンで野球、ラグビーに打ち込んできたようです。
文武両道でお医者さんになってからもイギリス、アイルランドへ留学したりと凄い方。
自律神経を整える「あきらめる」健康法
さて、そんな小林先生の著作である「自律神経を整える「あきらめる」健康法」なんですが、僕が衝撃を受けたのはズバリタイトルの「あきらめる」「健康法」という言葉。
これ病気にに苦しんでいる人の心に刺さる言葉だと思うんです。
病気になる、病気かもしれない時になんで人は落ち込むかというと、「健康でいたい!」と思うからですよね。
病気でいいやなんて思えないから苦しむわけです。
でも、先生はそういう頑なな思いが自律神経を乱して、病気になったり体調を悪くする元ですよというのです。
便秘外来の患者さんに諦めて貰う
小林先生は便秘外来の担当もされており、タレントの松本明子さんも診てもらって便秘が治ったそうです。
自律神経と便秘?と思われるかもしれませんが、腸は自律神経がコントロールしているので、自律神経の専門家である先生の担当分野。
そこの患者さんで「便は一応出ているんだけど、おなかのハリが治らなくて辛いんです。」と訴える人がいました。
小林先生は「おなかのハリは諦めてください。便が出ていれば良しとしましょうよ。」と伝えました。
すると次回にその患者さんが来た時には
「先生がおなかのハリは諦めてと言っていたのでしょうがないと思ったら、自然と治りました」
とのこと。
これは患者さんがおなかのハリのことを親の仇のように辛く思うことで自律神経が乱れて腸のハリになっていたのが、それはしょうがないと思うことで自律神経が整って治ったそうです。
「あきらめる」とは心のリセット
さまざまな悔いや口惜しさ、恨みや怒り、そして不安や恐れを抱いていると自律神経のバランスが乱れてしまいます。
実は、あなたの自律神経のバランスを大きく乱しているネガティブな感情は、あなたが何かを「あきらめていない」ために消えずにいるのです。
自律神経を整える「あきらめる」健康法の前書きに書かれていることなんですが、正直言って僕はこのタイトル、このフレーズを見た瞬間に笑ってしまって、自分の中の何かがほどけた気がしました。
あーそっかぁ。そうだよなぁと。あきらめれば楽になるんだって思いました。
僕は不眠症だったり、逆流性食道炎だったり、その他にも色々不定愁訴が出ていて、今年に入ってからはそれで苦しんできました。
でも、それって
- 夜はちゃんと眠れないないといけない
- 胃酸なんて逆流してはいけない
- 体がダルイなんてあっちゃいけない
ってこだわっていること。いや、もちろん健康のためにもそういうことがあったら、おかしいと思うべきだし、病院に行くべきです。
現に先生も2週間連続で何かおかしいと思ったら病院に行きましょうと書かれています。
でも、僕の場合は病院でいろいろ検査してもらって問題ないのに、何かおかしいと思い続けてたんです。
これでは不安や恐怖で僕の自律神経のうちの交感神経は働きっぱなし。そりゃ自律神経も乱れて不定愁訴の症状が出るはずです。
世間ではいいことだと思われがちな「あきらめない」は、言葉を換えると、執着であり、切り替えられないことであり、ケジメがつかないことでもあるのです。
「あきらめる」ことは、けっして「ギブアップ」することではなく、「ここまでやったんだから、これ以上は考えても仕方が無い」と物事を「明らめ」、前に進む勇気を持つということなのです。
僕は諦めて楽になりました
正直言って先生のこの考え、本に出会って1週間なんですが、僕は本当に楽になりました。
食欲が出て今まで食べなかった朝ごはんを食べるようになり、昼ごはんもきっちり摂っています。
そして、眠りに関しても徐々に眠れるようになってきています。
別に何かしらの行動や運動をしているわけではなく、単に「あきらめる」という考えに触れただけです。
それぐらい僕の心が何か堅くなっていたんでしょうね。
少なくとも僕は楽になったので、眠れない、不定愁訴に悩まされている、自律神経失調症に悩んでいるという人は読んでみてはどうでしょうか。
自律神経を整える「あきらめる」健康法の書評音声
武田鉄矢の三枚おろしというラジオ番組の「自律神経を整える「あきらめる」健康法」の書評音声です。